グレープフルーツと薬 相性が悪いって? その真相は?

グレープフルーツって「おいしくて、ヘルシー」と人気の果物です。

グレープフルーツ1

グレープフルーツは西インド諸島で最初のグレープフルーツの木が発見され、
ジャマイカで「実がぶどうのように集まってなる」ことから、
グレープ(ぶどう)フルーツ(果物)と名づけられました。

1800年代になってからアメリカで栽培されるようになり
現在はブラジル、アメリカを中心として栽培されています。

そのグレープフルーツが薬と相性がよくないといわれていますが、
実際はどうなんでしょうか?

グレープフルーツ 薬-300x241

飲み合わせが気になるところです。

グレープフルーツには

■カリウム

カリウムは血圧を下げる作用があり、
糖の代謝にも影響し血糖を安定させてくれます。

■ペクチン

グレープフルーツの果皮、袋、皮にある白いふわふわした部分には、
ペクチンという食物繊維が多く含まれています。

食物繊維は他の果物や野菜と同様、排便をよくして、腸の働きを整え、

脂肪やコレステロールの排出に役立ちます。

■ナリンギン

グレープフルーツの苦みの成分です。

ナリンギンは満腹感を高め、食欲を抑制する働きがあります。

■ビタミンC

肌のコラーゲン合成に必要な成分ビタミンCも多く含まれており、血管を良好にし、
体に有害な活性酸素を抑えて酸化を抑え老化防止に役立ちます。

■クエン酸

酸味の原因であるクエン酸には、疲労して蓄積される乳酸の増加を抑える作用があります。

このような成分を持ち血圧や血糖を安定させて肥満を抑え、
体に有害な物質を抑えてくれる働きがありとても有益な果物です。
人体における肝臓は、本来体内にないものを解毒化しようとします。

肝臓には「CYP3A4」という酵素が含まれていて、
この酵素によって薬は代謝され腎臓を経由して尿として排出されるので、
丁度良い効き目となって人体に作用するわけです。
ところがグレープフルーツを食べるとフラノクマリンというグレープフルーツに含まれる成分が、
体内でこのCYP3A4という酵素の働きを抑制してしまいます。

CYP3A4が働かないと、薬が代謝されないでいつまでも体内に残り
薬の効果がより強く出てしまう―――そして、反対に有害反応として
副作用を起こしてしまうのです。

グレープフルーツ2

そんな働きを持ったグレープフルーツは確かに1部の薬とは相性が悪いようですが
それはほんの一部のことだそうで、ほとんどの薬はまったく影響が無いそうです。

ちょっと安心しましたね。

グレープフルーツの影響を受ける薬・受けない薬

影響を受ける薬は、主に心臓や血管、脳の病気に使用するものだそうですが、
その中でも大丈夫なものもあるようなので、紹介しましょう。

影響を受ける薬

■影響を受ける高血圧治療薬(カルシウム拮抗薬)
ニカルジピン、フェロジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン

■影響を受ける抗不整脈薬
アミオダロン

■影響を受ける脂質異常症治療薬
ロバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン

■影響を受ける抗不安薬
ブスピロン

■影響を受ける抗不安薬・抗けいれん薬・催眠鎮静薬
ジアゼパム

■影響を受ける睡眠導入剤
トリアゾラム

■影響を受ける抗てんかん薬
カルバマゼピン
同じ薬効でも影響を受けない薬
■影響を受けない高血圧治療薬(カルシウム拮抗薬)
アムロジピン、ジルチアゼム、ベラパミル

■影響を受けない抗不整脈薬
ドフェチリド
■影響を受けない脂質異常症治療薬
プラバスタチン、フルバスタチン、ロスバスタチン
■影響を受けない抗不安薬
アルプラゾラム、ロラゼパム

■影響を受けない抗不安薬・抗けいれん薬・催眠鎮静薬
クロナゼパム

■影響を受けない睡眠導入剤
ゾルピデム、ロラゼパム
■影響を受けない抗てんかん薬
フェニトイン、クロナゼパム

上記の情報をきちんと把握していなくても、
医師や薬剤師に「グレープフルーツを食べても大丈夫な薬を」
と言えば、影響のないものを紹介してくれるそうですよ。

これですっかり安心しましたね。

 

 


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